【2023年】格安SIMおすすめ比較 | ホーシム(SIM)

「SkyLinkMobile」は、パソコン周辺機器でお馴染みのエレコム株式会社が提供する格安SIMサービスです。低価格のデータ専用SIMのみですが、固定8.6円/3分、携帯16.25/1分で使えるIP電話にも対応しています。

格安SIMは、データ通信SIMのみを提供しています。

データ専用SIMのみというのに加えて、追加クーポンも使えないので若干の不便さもありますが、スマホ込みで1080円/月という驚きの安さが魅力な格安SIMサービスです。

また、無制限、日次、月次コースと非常にバランスのとれた料金プランが特徴です。とにかく安く使いたいという人にはおすすめです！

SkyLinkMobileには音声通話機能付きSIMはありません。SMS付のSIMでないと通話が出来ないので注意が必要です。料金プランは、基本となる「フリーデータコース」、「デイリーコース」、「マンスリーコース」の3種類のコースにSMSを追加したコースと格安スマホ「SkyLinkPhone」をセットにしたコースから選ぶことができます。

「フリーデータコース」では、3日で366MB、翌日100Kbpsに制限。「デイリーコース」では、1日70MB(2.1GB/月)まで速度制限なし、それ以上100Kbpsに制限。「マンスリーコース」では、4GB/月まで速度制限なし、それ以上になるとその月は200Kbpsに制限。尚、料金プランのコース変更は無料です。

【SkyLinkMobile　データ専用SIMプラン】

【ちょっとマイナーなSkyLinkMobileをわかりやすく解説】

今もの凄く格安SIMが出回るようになり、多数の会社が参入してきました。
会社が違えばプランも様々で、どれを選べば-良いのかわからないという声もよく聞きます。さて、今回は「人とは少し違ったものを選びたい！」という方にはうってつけの、SkyLinkMobileについて解説をしていきましょう！

■どんな会社が出しているの？
ELECOM(エレコム)というPC周辺-機器を作っている会社が出している格安SIMがSkyLinkMobileになります。
マウスやキーボード、IP電話のマイクなどを作っている会社で、どちらかと言えば通信機-器関係の知識もある老舗ですね。
安くて良い製品をたくさん世に送り出しているのですが、2014年9月1日に格安SIM業界へ参入してきました。

■主な特徴
3つのプランに分かれていて、フリーデータ-コース、デイリーコース、マンスリーコースとなっています。
全てデータSIMということで、080や090の番号が使える通話SIM-のプランはありません。
その代わり、SkyLingPhoneという050から始まるIP電話を付けたプランが-あって、諸々の制限はありますが(後述)通話そのものをオプションで追加することは可能です。
さぁ、その3つのプランを挙げてみました。

・フリーデータコース
データ通信(SMS無)→780円
データ通信(SMS有)→900円
データ通信(SMS有)&SkyLinkPhone付→1,080円
通信容量無制限(300Mbps)
通信料1日450MB×3日を超えてしまっ-た場合、翌日1日間を100kbpsに制限

・デイリーコース
データ通信(SMS無)→980円
データ通信(SMS有)→1,100円
データ通信(SMS有)&SkyLinkPhone付→1,280円
150Mbpsの速度
110MB/を超えると、その日の通信は100kbpsに制限される(翌日には解除)

・マンスリーコース
データ通信(SMS無)→1,510円
データ通信(SMS有)→1,630円
データ通信(SMS有)&SkyLinkPhone付→1,810円
150Mbpsの速度
4GB/月の容量
使わなかった分は来月に繰り越し可能
4GBを超えるとその月は200kbpsに通信速度は制限されるが翌月解除
1日366MB×3日を超えてしまった翌日1日間を100kbpsに制限される。

各プランをざっくりまとめると、このような感じですね。
1日に使えるデータ量に限界があるのとSkyLinkPhoneがIP電話というのがやや気になる点ではありますが-、LINEやSkypeなどを主な連絡手段として利用していたり、家族や友人と必要なとき-にちょっと連絡が取れたりすれば良い人向けという印象です。
通信に関してだと、制限や総容量がやや少ない印象は拭いきれないですが、毎日ブラウザでひたすらネットに繋げていない限りは問題ないと思われます。
ソフトウェアの更新などは自宅のWi-Fi環境から行えば良いわけですし、対応策はいくらでもあるので連絡手段のみとしての使用ならば、さほど気にすることはないでしょう。

■SkyLingPhoneのメリット&デメリット
先ほど少しだけ書きましたが、SkyLinkPhoneからもらえる電話番号は050から始まるIP電話と呼ばれる種類のものになります。
これの最大のメリットは安いこと！
通話料は1分16.25円と通常の電話回線に比べて非常に安く、同じ050同士であれば無料通話になったり、最近だとお店の予約やアルバイトの面接申し込みで050を利用していて、なるべくお金がかからないシステムになっているのも特徴です。

しかし、その反面でIP電話のデメリットも存在します。
と言ってもデメリットというのは一つしかないのですが、“110や119などの緊急電話番号が使えない”というものでして、もしもの時に皆さんが街でよく見かけるあの緊急車両を呼ぶことができません。
なんでもIPアドレスから発信地を特定できないので、緊急の場合には使えないのだとか…。
「なんだその程度かー」と思うかもしれませんが、何かあったときに唯一の助けてくれるであろう番号が使えないとなると、心配な人は堪らないのではないでしょうか。

例えば、交通事故に遭ってしまい、相手が動けず自分が警察と救急に通報しなければならない時は非常に困ったことになってしまいますよね？
他には、出先で家族や友人が急に体調を悪くしてしまい、どうにもこうにもならなくなった場合も大変です。

このように、緊急性の高いトラブルが発生した場合には、どうやっても頼りようがないというデメリットを抱えているのです。
筆者も「裏技やアプリで何とか緊急番号に繋げられないものか」と思って色々と抜け道を探してはみましたが、結果として何も見つからずIP電話では緊急時の通報ができないという結論に至りました…。
ちなみに、SkyLinkPhone付のプランを導入せず、一番安いフリーデータコースで申し込み、楽天でんわやSMATalkなどのアプリとして出されているIP電話を利用しようと考えている方も同様の問題が付きまといます。

■SkyLinkMobilは電話番号転出(以下:MNP)が使えない！
これはIP電話だからというのが問題ではなく、“SkyLinkMobilがIP電話しか使えないから”発生するデメリットです。
MNPは今まで使っていた電話番号を、他社に乗り換えたとしても使い続けることのできるサービスなのですが、それはあくまで080や090という番号を乗り換え元と乗り換え先の両社で扱っていたら可能になる話です。

SkyLinkMobilはIP電話のプランしかないため、今まで使い慣れている電話番号の転出はおろか、消滅した上に050の番号しか使えなくなります。
もちろん「そんなの電話ができれば気にしません」と言われる方は全く問題ないのですが、乗り換えたことを伝達しなければならない人が多ければ多いほど大変になりますし、一つ前でご説明した緊急番号に電話ができないという点に関しても、これ1台で出歩くのは少々リスクがあるのではないでしょうか。

こればかりはMNPのサービスを行っている他社を検討するしか対策はなく、SkyLinkMobilのみではどうすることもできないのが現状です。
ただ、サブ機として使う2台目の契約をする分には魅力的な内容だとは思いますね。

【まとめ】
SkyLinkMobilを使う場合はデ-ータSIMのみなので、ちょっと使いたいとか移動中にインターネットに繋げれば良いというライト層向けのプランが中心です。
オプションでSMSやIP電話を付けることはできますが、ビジネスマンや電話を中心に使いたい人には050だけですとやや心配な部分があるので、本当に連絡できれば良いという考えの方にはオススメできるのではないかと思います。
2台目のスマホに入れるのなら機能的に十分だとは思います。
ヘビーユーザーではなく、そのようなライトユーザーをピンポイントで狙っているようなので、条件の合う人にとっては理想的なプランなのではないでしょうか？
人それぞれの使い方があるので、自分にあったものを見つけるためにもメリットとデメリットを把握した上で選ぶようにしましょう！