キャリアメールは格安SIMや格安スマホで使える?
格安SIMや格安スマホに乗り換えた場合にキャリアメールが使えなくなるという問題があります。キャリアメールというのはドコモ(docomo)、au、ソフトバンク(softbank)で契約者が使えるメールアドレスのことです。
具体的には、格安SIMにすると↓のようなメールアドレスが使えなくなります。
- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
- @softbank.ne.jp
これはGmail(@gmail.com)やヤフーメール(@yahoo.co.jp)などのフリーメールを使うことで代用できますが、キャリアメールが使えなくなることで発生するデメリットもあります。それはPCからのメールを迷惑メールとして拒否しているガラケーの利用者やキャリアメールがメインのアドレスになっているスマホ利用者にメールを送っても届かない可能性があるという点です。また、今までキャリアメールを使っていたサ−ビスの場合は、登録のし直しをしなければいけませんし、友達へメールを変えたことを連絡するなどの手間もあります。
その他にもキャリアメールを登録しないと利用できないサービスも利用できなくなってしまいます。格安SIMや格安スマホに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなると言われていますが、実際にはキャリアメールが使える格安SIMを扱うMVNOもあります。「格安SIMに乗り換えたいけど、キャリアメールが使えないのは困る・・・」言うような人は参考にしてみて下さい。
【キャリアメールが使える格安SIMまとめ】
- 3大キャリアと同じキャリアメールが使える
キャリアメールで選ぶ格安SIM
音声通話機能付きSIM
【3.1GBプラン 月額1600円】
プラン名 |
容量 |
月額料金 (データ専用SIM) |
SMS (+120円) |
音声通話機能付 |
---|---|---|---|---|
3.1GBプラン |
3.1GB |
900円/月 |
1020円/月 |
1600円/月 |
- 「○○○@gol.com」の無料メールアドレスが使用できる
- 一契約で10個のメールアドレスの取得が可能
楽天モバイルは、ご存知楽天が運営する格安SIMです。料金的には格安SIMを扱うMVNOの中でも標準的ですが、格安SIMを使うときに便利なサービスにはほとんど対応していますし、格安スマホの種類も多く人気です。楽天スーパーポイントが2倍貯まるなど楽天ユーザーには特にメリットがある格安SIMですが、定期的に行われるキャンペーンでは、格安スマホがかなりお得に変えるなど楽天ユーザー以外でも見逃せません。
一契約で10個のメールアドレスの取得が可能なので、非常にお得感があります。仕事やプライベートなど細かくメールアドレスを使い分けたい人にはおすすめの格安SIMですが、アドレスに楽天をイメージする「rakuten」という文字が一切入っていないので迷惑メールに間違われてしまうのが欠点です。
音声通話機能付きSIM みおふぉん
【デュアルタイプ3GB 月額1590円】
プラン名 |
容量 |
月額料金 |
---|---|---|
デュアルタイプ3GB (音声機能付き) |
3GB |
1590円/月 |
- 「○○○@mineo.jp」の無料メールアドレスが使用できる
mineo(マイネオ)は、ユーザー同士で格安SIMや格安スマホの使い方などを相談することができる独自のコミュニティーサイト「マイネ王」を設けるなどしてネット中心にユーザーから支持を得ているMVNOです。使用面でも高速切り替えやドコモ、au両方の回線に対応するマルチキャリアなど、かゆいところにも手が届く格安SIMとしてユーザーの満足度も高く、2年連続で「格安SIMの顧客総合満足度1位」に輝いています。
また、マイネ王内のフリータンクでは、余ったデータ容量をすべてのユーザー同士でシェアすることができるなど他の格安SIMにはないサービスが特徴的です。取得できるキャリアメールは、一契約で1個と楽天モバイルと比べるとお得感はありませんが、利用できるアドレスは「○○○@mineo.jp」と利用しているのが一目でマイネオとわかる正しくキャリアメール使用になっています。
音声通話機能付きSIM
【データ高速プラン 月額1680円】
プラン名 |
容量 |
月額料金 (データ専用) |
音声機能 (+700円) |
---|---|---|---|
データ高速プラン |
3GB |
980円/月 |
1680円/月 |
- 200円/月で「○○○@uqmobile.jp」のメールアドレスが使用できる
UQモバイルは、auのサブブランド的な格安SIMです。一番の魅力はその圧倒的な通信速度と品質です。正直、格安SIMの中では頭1つ、2つ抜けています。その一番の理由に他のMVNOがキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から回線を借りて運営しているのに対して、auのサブブランドであるUQモバイルは、そのままauの回線を使っています。
なのでUQモバイルの回線は、auと全く同じです。他の格安SIMもキャリアから回線を借りて運営しているので品質的には同じなのですが、MVNOの中にもキャリアから直接回線を借りる1事業者と借りた回線をさらに借りる2事業者もいるので、その辺で通信速度が遅くなったり通信が不安定な時間帯があったりします。その点、UQモバイルはau回線をそのままauと同じ状態で使っているので格安SIMでありながらキャリアの通信品質が保証されます。
キャリアメール自体は、「@uqmobile.jp」というキャリアメールらしいアドレスが使えますが、月額200円かかってしまいます。ただし、通信品質は折り紙付きなので、「とにかく速いのがいい!」という人なら一番最初に検討したい格安SIMです。また、プランだけ見ると少し値段が高いと感じるかもしれませんが、格安スマホとのセットなら108円で端末が買えたりと値段の面でもかなりお得な格安SIMです。
最大1万3000円のキャッシュバック!
キャリアメールが使える格安SIMは「楽天モバイル」と「mineo(マイネオ)」です。どちらも無料で使えますが、楽天モバイルは1契約で10個までメールアドレスの取得が可能なので、仕事やプライベートなどでメールアドレスを使い分けたい人にはおすすめです。
楽天モバイルの方が10個も取得できて圧倒的にお得な感じがしますが、一概にそうだといえない点があります。
それは「○○○@gol.com」というのがあまり認知されていないのでフリーメルと間違われたり、主要キャリアの迷惑メールフィルタに引っかかる事が多いという点です。ドコモから楽天モバイルに乗り換えたmasakano999さんのレビュー記事に書いてありました。
たしかに見慣れないという感じは否めませんし、せっかく楽天モバイルで契約しても「rakuten」という文字がアドレスの何処にも入っていないのが少し残念です。「○○○@mineo.jp」の方がキャリアメールという感じがしますが、この辺は数で選ぶか形で選ぶかみたいな感じです。「UQモバイル」は有料なのが残念です。。。