格安SIM切り替えでau時代よりも5000円安くなった
【格安SIMレビュー】埼玉県 40代/男性 barcaさん
MVNO |
ビッグローブモバイル |
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格安SIM |
音声通話SIM |
プラン |
6ギガプラン (旧ライトSプラン) |
端末 |
iPhone 6s |
満足度 |
格安SIMに乗り換えることで月5000円の節約も夢でもないと思いました
私がいわゆる格安SIMを知ったのは、とあるスマホのニュースを扱っているサイトでした。節約術という項目で「月々の支払いが5000円も安くなる!」という記事の中で書かれていたのが「格安SIM」でした。当時はauでiPhone 5sを利用していましたので、これが本当なら、格安SIMというものにすれば月8000円かかっていた携帯代から5000円節約も夢でもないと思いました。
しかし当時の私にとっては大手キャリアauを18年ほど契約していましたし、品質もよくわからない回線に乗り換えるなど到底考えられませんでした。たしかにキャリアは料金高いし三社横並びで節約のために選べるプランは当時ほぼありませんでした。格安SIMは魅力に思ったもののキャリアメールとよばれるauのメールアドレスもそれなりに使っていた関係もあり、私の中では携帯会社は正に「聖域」だったのです。
しかし昨年、家族が入院した時に多大な費用がかかったことをきっかけに月々の支出も抑えようという話が出ました。数々のインターネットサービスから解約をはじめましたが、携帯会社変更だけは中々踏み切れませんでした。自宅がauひかりということもあり通話の割引などの特典が全部なくなってしまうからでした。しかしそうも言っていられない状況でした。割引は便利な面もありましたが、「そこまで使うもの」では無かったのです。最終的に家族まとめて格安SIMに移行する決意をしました。
格安スマホのiPhone 5sを思い切って購入しました
しかし格安SIMへの移行に一つ問題がありました。それは「au iPhone 5s」です。家族の分は私のお古のauのLTE対応スマホ「SHL21」を渡して「UQ-Mobile」へと移行で問題はありませんでした。しかし私の使用しているiPhoneはau系格安SIMから技術面での対応問題で除外されてしまったのです。
そのままでは折角SIMが届いても通信ができない。悩んだ挙句月々5000円の節約になるなら直ぐに元が取れると判断し、アップルストアにて「SIMフリーiPhone 5s」を思い切って購入しました。そしてdocomo系の格安SIM「ビッグローブモバイル ライトSプラン(当時5GB・現6GB)」とすることで方向性がまとまりました。
格安SIMを新しいiPhone 5sに挿してもプロファイルを入れなければ通信できません。ここはWi-Fiがないとブラウザからダウンロードができません。そのあたりは説明書きに書いてありますのでその通りに実行すれば問題ありません。
ビッグローブモバイルの格安SIMに乗り換えて
利用時の感想ですが、速度はそれほど私の使用方法では遅いと感じる場面はありませんでした。多少Youtubeではひっかかりがありましたが、特に気になるほどではありませんでした。それよりも直近72時間で600MB制限の方が、かなりストレスに感じました。その当時は東海道新幹線を利用して移動することが多かったので、さすがに暇つぶしにYoutubeでつい動画をみてしまったのです。制限はすぐに始まり、その速度は画像が出てくるだけでもストレスがかかるものでした。それ以降はかなり使用には気をつかいました。
72時間という時間単位の制限ですが、日付が変わればリセットというわけではなく時間単位の制限です。例えば1月1日午後6時から1時間の間に700MBも通信してしまった場合ですが、1月2日午前0時〜1月5日午前0時という制限ではなく1月1日の午後7時から1月4日の午後7時までという制限になります。その日付の利用合計ではなく、現在から72時間にさかのぼって600MB使用したら直ぐに制限がかかるので注意が必要です。
ちなみに現在では制限があるのは音声通話スタートプラン(200MB制限)とエントリープラン(600MB制限)の二つです。私の使用しているライトSプランについては72時間制限が途中から撤廃され、月5GBから6GBに。また繰り越しも付いたため使用頻度の少ない月の翌月には月12GB制限で使えるときもあります。これはうれしい誤算でした。通信速度も改善され、外でYoutubeもかなり快適になりました。
au時代よりも月額で約5000円安くなりましたが、まだまだ格安SIMへの乗り換えはハードルが高い!?
最後に価格面ですが、au時代には約8000円の月額利用料でした。ビッグローブモバイルでの使用料金は約2800円です。通話の割引がアプリの「楽天でんわ」で割り引いてもらって3000円弱という価格は「まさに月5000円」の節約につながっています。その分を好きな機種代にあてることができます。結局私はその後iPhone 6sを我慢しきれず購入したので節約効果的には?ですが好きな機種をいつでも選べるのも魅力ではあります。
まだ格安SIMを使うにはまだハードルが高いかなとは思います。価格競争が起きている格安SIMはまだまだ伸びるとは思いますが「設定が難しい」「何かあった時のサポートが不安」など知っている人が近くにいないと移行しようと思う人が多く出てこないかと思います。逆に言えば、サポートを重視する人はキャリアのサービスが合っているのだとも言えます。この棲み分けが今後どうなるのか注視して行きたいと私は思います。