格安SIMに乗り換えて利用料金が半分以下になった
【格安SIMレビュー】埼玉県 40代/男性 tobizoさん
MVNO |
FREETEL |
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格安SIM |
音声通話SIM |
プラン |
定額プラン10GB |
端末 |
ZenFone 2 Laser |
満足度 |
【目次】
格安SIM利用前はau、月額料金は8000〜9000円でした
格安SIM利用前のキャリヤはauを使っていました。
- テザリングができること
- GPS がついててカーナビ機能が使えること
の2点が実現できるものを、ということで 2012年7月からスマホをサムスンのGALAXY SII WiMAX(ギャラクシー エスツー ワイマックス)ISW11SCにして、「プランSSシンプル」というプランに加入してました。月額利用料は8000〜9000円でした。格安SIMに切り替えたのが2015年9月だったので、この端末の利用期間は3年10ヶ月になります。
格安SIMにしようと思ったキッカケ
格安SIMに変えようと思ったキッカケは、2年以上使っていたあるとき、バッテリーの調子が悪くなり、もち時間が 3時間程度にまで下がってしまったので、バッテリー切れでカーナビが途中で使えなくなることが多くなりました。
- バッテリーの交換か、2年以上使ってるので端末の新調
- プラン変更
の 2点を目的にauショップで相談してみましたが、新しいバッテリーは 3000円近く出費するということで、プランの乗り換えを検討。ところが新しいプランはすべて容量制限がついているものになっていて、当時私の通信量(8GB前後/月)で利用料金を試算してもらうと「1万円超えてしまうかも」と言われてしまいました。
容量制限がついていればインターネットを使う環境が不便になってしまう心配も出てきます。かつ利用料が今より高くなるのはさらに納得がいきません。ソフトバンクやドコモなど、乗り換えも調べてみましたが、どこも似たり寄ったりで、バッテリー交換で旧型を使えるだけ使おうか、とも思いました。しかし、総合的な機能面で見劣りしつつあるのと、月額利用料をさらに圧縮したいと思っていたのでこの方法もちょっと・・・と思いました。
現在使っている格安SIMはFREETEL
2015年9月当時は、格安SIM はほとんど耳にしないものでしたが、たまたま自分の友達がその年の夏に格安SIMに変更し、そのレポートも聞いていたので、格安SIMへの乗り換えを調べてみることにしたのが、格安SIM利用のキッカケです。利用目的は、auでスマホを導入した時と同じです。
- テザリングができること
- GPS がついててカーナビ機能が使えること
- 通話はあまりしないが必要な時がある
この条件のもと、格安SIMの比較サイトから、2〜3つMVNOを絞りこんで情報収集をしてみたところ、自分の利用目安であるデータ容量8GBよりも多めの容量設定をしているサービスに絞り込み、結果としてFREETEL(フリーテル)の格安SIMを利用することに決めました。
FREETELの格安SIM開通手数料が3240円、プランを定額プラン「通話+SMS+データ通信」の10GBを選び、これが月額3170円と月額利用料金はauの時と比べても半分以下になりました。端末は、ASUS「ZenFone 2 Laser」 を一括購入しました(端末代30110円)。
乗り換えは使う端末のことも考えた方がいい
格安SIMをどんな端末で使うか悩む格安SIM を導入する時にどの端末に差し込むか、考えておく必要があります。
- 今まで使ってた端末に格安SIMセットする
- 機種変更のノリで端末を新調する
バッテリーがダメだったので私は新調するしかなかったのですが、分割による支払い返済制度が料金プランに組み込まれていないので、端末を新調して月額少しずつ返済する場合には、カード決済で支払い回数を自分で設定するという、プラン上似たようなサービスを利用することになります。
しかし金利がかかるため割高感を感じます。私は一括払いで端末を購入し、分割による無駄な金利払いをしなかったのですが、それはそれで初回にお金がかかりました。
FREETELの格安SIMで困ったこと
いつでも高速通信なので、スピード感はあるものの、必要のないデータのダウンロードが非常に多くなり、月10G制限に月末に必ずひっかかるようになってしまいました。例えば、Facebookのタイムラインの読み込みですが、直近20件分くらい読み込めばいいところを、高速処理されてしまうのでえんえんとデータをダウンロードされてしまいます。(あとで低速変更できるSIMで利用頻度を比較したところ、月あたり2GB は無駄なデータだったことがわかりました)。
必要に応じて低速モードに変更できるSIMなら、この問題は解消できるかと思いますが、フリーテルの場合にはできません。
- Facebook、インスタグラム、YouTubeなどで、タイムライン更新、サムネイルのダウンロード、動画閲覧
- ネットラジオが聴けなくなった
フリーテルの容量制限後の低速処理モードは、他のどの会社よりも遅いので、この状態になってしまうと何もできない状態に等しくなります。
FREETELの格安SIMで良かったこと
10GBのプランは当時最大だったので(現在は20GBのプランがある)、利用がそれに満たない場合にはそれに応じて安くなりました。これはフリーテル独自のプランで、例えば私の場合、
- 2015年10月 3425円(利用 8.5GB)
- 2015年11月 1081円(利用 3GB)
となり、制限いっぱいまで使わなければ、使った分だけ請求に切り替わったのです。利用が少ないときはさらに節約できて、うれしい結果となりました。
たまに使う通話は快適につながるし、音声品質も良好。ネットもつなげやすい環境です。フリーテルはドコモ回線を使ってるからか、地方に行っても品質はかわりません。端末のGPSにクセがあったのが誤算でしたが、品質は大変満足のいくものです。
格安SIMに乗り換えて良かった点はこれが一番大きいですね。auの時は毎月8000円〜9000円、年間だと10万円もした通信費が、今や半分の5万円弱になりました。
格安SIMに乗り換えた感想まとめ
まず結論から言うと格安SIMに乗り換えて正解だったと思います。私は月に10GB近く使うヘビーユーザーですが、ほとんどの人は月に3GBもあれば足りると思いますので、格安SIMにすれば私よりもさらに安上がりにすることができると思います。Facebookやインスタグラムを多く使う人は、サムネイルのダウンロードに注意しながら活用すればほとんど気にならないかもしれません。
また、サービスによっては、FacebookとLINEのデータ通信が無料のものもあります。データ容量は使い過ぎると容量制限がついてしまうので、インターネット利用には工夫が必要ですが、通信品質は悪いと感じないですし、端末を新しくした分だけテザリングやGPS機能も結果として向上しました。月額利用料が半額になり、通信コストが劇的に下がるのは大きなメリットです。
格安SIMは、いろいろなサービスが日々発表されているので、データ通信専用や通話に特化など、使い道がさまざまです。それゆえ、利用前には「どんなことに使いたいか?」を明確にしてから導入すると、より楽しく使えると思います。