格安スマホでキャリアメールが使えないのはデメリットでもない
【格安SIMレビュー】東京都 30代女性 kotaponさん
MVNO |
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格安SIM |
音声通話SIM |
プラン |
5GBプラン |
端末 |
ZenFone 2 |
満足度 |
ソフトバンクとは18年の付き合いだったけど・・・
18歳のころからずっとソフトバンク(社名がJ-PHONEの頃から使っていました)で、かれこれ18年のお付き合いでしたが、いろいろと比較検討した結果、格安SIMに乗り換えました。もともと、あまりたくさん通話するほうではなかったのですが、それでも月々7000円〜8000円くらいは支払いをしており、「通話もほとんどしないのにこんなに払う必要はないのではないか?」と思ったのが格安SIM乗り換えのそもそものきっかけです。
そこで、いくつか格安SIMを見てみたのですが、私は楽天市場のヘビーユーザーなので、モバイルの利用料も楽天ポイントとして加算されることなどから「楽天モバイル」が第一候補に上がりました。また、当時はキャッシュバックキャンペーンで8000円相当のポイントが返ってくるのも大きかったです。それでも初めての乗り換えで不安もあり、本当に大丈夫なのか調べて行く中、楽天モバイルに決めたいわゆる「決め手」となったのは、オンラインチャットで即時、質問に的確に回答してくれたことが大きいです。
キャリアメールが使えないのはデメリットでもないと思う
格安SIMに乗り換えることでのデメリットとして、キャリアメール(@softbank.co.jpなど携帯メールと言われるもの)が使えなくなること、というのがありましたが、すでにほとんどの連絡手段はLINEに自然に切り替わっており、そうでない人にもGmailのアドレスを連絡して対応したので、キャtリアメールが使えないのをデメリットとも感じませんでした。
現在、楽天モバイルの「5GBプラン」で通話SIMを使っていますが、月々の支払いは3000円弱。乗り換え前の半分以下です。余ったデータ容量は翌月に持ち越せます。楽天モバイルの格安SIMと組み合わせた機種はASUSの「ZenFone 2(ZE551ML)」で、3万円弱でしたが、機種代と、キャリアを解約する時に請求される「2年縛り」と言われる違約金約9千円を支払っても、1年半で回収できる計算です。
唯一の不満はLINEのID認証ができない点
唯一の不満といえば、無料通話アプリ「LINE」で、LINE IDを教えて相手に登録してもらうという方法がとれないことです。IDをLINE上で認識するためにはキャリアの登録情報が必要なのです。楽天モバイルはドコモの回線を使っているので通信状況はすこぶる良いものの、あくまでもドコモのユーザーになるわけではないので、年齢確認が取れず、この方法が使えなかったことが当初わからず、新しく知り合った方とのやりとりに難儀しました。
今ではSMS(ショートメッセージ機能)からLINEに招待するURLを送れば良いので、この問題もクリアしています。ちなみにLINEの乗り換えも心配ごとの一つでしたが、パソコン上にLINE情報を登録することができるのであっさり引き継げました。これは驚くほど簡単です。また携帯の乗り換えに付き物の、不通の時間もほんの半日ほどですみ、あっという間にいつもの環境になりました。
また、前述の「LINE IDが携帯から認識されない」という問題も、パソコン経由なら可能になります。PC上のLINEアプリを開き、ID検索すれば簡単に登録できます。また、電話帳の引継ぎもBluetooth(ブルートゥース)であっけなく終わり、恥ずかしながら重要な電話番号を紙にメモしていたことも杞憂に終わりました。楽天モバイルの格安SIMにして2年経った今も、請求額は3000円ほどです。
格安SIMは自分が日常的に使っているサービスに関わっているのがいいかも
主な利用方法としては1日1時間弱の通勤途中にブラウザからネットを見たり、アプリからSNSを見る程度です。1日トータルすると2時間程度はスマホで通信している毎日です。当初はよく分からなかったので一番小さい3.1GBプランで申し込んだものの、それではあまりに頼りない容量だとわかり翌月に変更しました。気軽にプラン変更もできるのも格安SIMの良かった点です。
もし格安SIMへの乗り換えを迷っているなら、自分が日常的に使っているサービスと関連しているプロバイダーを選ぶと、新たに顧客登録する必要もないし、ポイントなどのお得感もありおすすめです。私は通信速度など細かい知識については自信がありませんが、自分で調べたり、チャットで質問する程度はしました。事前の下調べや検討に手間もかかりましたが、結果的に大変満足しており、格安SIMに乗り換えて正解だったと思います。