ガラケーのプランを見直す
「ガラケーとタブレットの2台持ち」を行う場合、今使っているガラケーの料金プランをもう一度見直す必要があります。ガラケーのプランがそのままだと単純にタブレットの料金が追加されるのでトータルの料金も高くなってしまいます。
これではせっかくの「ガラケー+タブレット」というキャリアと格安SIMの良い所取りの組み合わせも魅力が半減してしまいます。そこでガラケーのプランを主な用途である「通話」と「メール」に絞り込んだプランに変更して料金を下げる必要があります。
ガラケーの基本料金について
ガラケーの基本料金は「基本プラン」+「データ通信プラン」+「インターネット接続サービス」という形が一般的です。「インターネット接続サービス」は基本的には1種類しかないので、「基本プラン」と「データ通信プラン」の組み合わせが料金のポイントになります。
「基本プラン」は国内の通話料が定額の「かけ放題プラン」と通話した分だけ通話料を払う「従量課金制プラン」の2種類があります。一般的には従量課金制プランの方が料金は安いですが、電話をかけた回数や時間によってはかけ放題プランよりも高くなるので注意が必要です。
「データ通信プラン」は「基本プラン」によって選べるプランが異なります。通信料に応じて料金が変動する「2段階定額プラン」と完全定額の「フラットプラン」から選べます。2台持ちにする場合、基本的にメールの送受信以外のデータ容量は使いませんので、それほど多くのデータ容量は必要ありません。「2段階定額プラン」の下限である安い料金がガラケー+タブレットの2台持ちには適しています。
「基本プラン」と「データ通信プラン」をうまく組み合わせて自分のライフスタイルにピッタリ合ったプランを見つけましょう!それでは各キャリアごとのプランの特長を見ていきましょう。
ドコモの料金プラン
ドコモは料金プランは「基本プラン」、「データ通信プラン」と共に数多くのプランが用意されていますが2台持ちする際に特に注目したいのが「タイプシンプル バリュー」+「パケホーダイ シンプル」の組み合わせです。インターネット接続にはiモードです。この組み合わせの最大のメリットは、別途申し込みが必要となりますが、iモードメールの送受信が無料になる「メール使いホーダイ」を利用することが可能になるという点です。
「メール使いホーダイ」を利用することで、電話の発信とインターネット接続の利用が無ければ月額1043円という最低金額だけで使えるので、2台持ちにはうってつけプランだと言えます。
【ドコモの主な基本プラン】
プラン |
月額基本使用料金 |
内容・特徴 |
|
---|---|---|---|
カケホーダイプラン |
2200円 |
国内通話が定額で「かけ放題」のプラン。データ通信プランは「パケットパック」のみ対応。 |
|
タイプシンプル バリュー |
743円 |
無料通話分無しの「従量課金制プラン」。通話料は20円/30秒。「パケホーダイ フラット」か「パケホーダイ シンプル」との契約が必要。 |
|
タイプSSバリュー |
934円 |
1000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は20円/30秒。 |
|
タイプSバリュー |
1500円 |
2000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は18円/30秒。 |
|
タイプMバリュー |
2500円 |
4000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は14円/30秒。 |
|
タイプLバリュー |
4000円 |
6000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は10円/30秒。 |
|
タイプLLバリュー |
6500円 |
11000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は7.5円/30秒。 |
【ドコモの主なデータ通信プラン】
プラン |
月額基本使用料金 |
内容・特徴 |
|
---|---|---|---|
データSパック |
3500円 |
国内通話が定額で「かけ放題」のプラン。データ通信プランは「パケットパック」のみ対応。 |
|
データMパック |
5000円 |
無料通話分無しの「従量課金制プラン」。通話料は20円/30秒。「パケホーダイ フラット」か「パケホーダイ シンプル」との契約が必要。 |
|
データLパック |
6700円 |
1000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は20円/30秒。 |
|
パケホーダイ フラット |
5200円 |
2000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は18円/30秒。 |
|
タイプMバリュー |
2500円 |
4000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は14円/30秒。 |
|
タイプLバリュー |
4000円 |
6000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は10円/30秒。 |
|
タイプLLバリュー |
6500円 |
11000円分の無料通話を含む「従量課金制プラン」。通話料は7.5円/30秒。 |
【ドコモ 2台持ちにピッタリのプラン】
基本プラン |
データ通信プラン |
インターネット接続 |
月額基本料金 |
---|---|---|---|
タイプシンプル バリュー 743円 |
パケホーダイ シンプル 0〜4200円 |
iモード 300円 |
1043円〜 |
auの料金プラン
auで2台持ちするのに注目したいプランは月額1415円から利用できる「プランEシンプル」+「ダブル定額スパーライト」の組み合わせです。インターネット接続は「IS NETコース」です。また通話する相手にauユーザーが多い場合は基本プランを「プランZシンプル」にするのがおすすめです。
「プランEシンプル」に比べると月額で200円高くなりますが、1時〜21時までの時間帯ならauユーザーへの通話が無料になるので、月に6分以上auの相手に電話をかければ元が取れますのでお得です。
ソフトバンクの料金プラン
ソフトバンクの料金プランはドコモやauと比べてシンプルです。基本プランはかけ放題の「スマ放題」か従量課金制の「ホワイトプラン」の2種類から選びます。データプランは「ホワイトプラン」のみ3種類から選択できます。特に2台持ちにピッタリなのが月額1606円から使える「ホワイトプラン」+「パケットし放題S」の組み合わせです。
「ホワイトプラン」+「パケットし放題S」は、1時〜21時までの時間帯ならソフトバンクユーザーとの通話が無料だったり、メールが無料だったりとかなりお得なプランです。ただし、iPhone専用のメールアドレスや他のキャリアへのメールは有料になるので、他のキャリアなどにメールが多い人は1パケットあたりの料金が安い「パケットし放題」を選ぶのも選択肢の一つです。
Y!mobile(Yモバイル)の料金プラン
3大キャリアではありませんが2台持ちにお奨めとしてY!mobile(Yモバイル)のプランを紹介します。Y!mobileは3大キャリアとは料金体系が異なります。大手キャリアでは「基本プラン」と「データ通信プラン」+「インターネット接続」という組み合わせでしたが、Y!mobileではこの3つが初めから含まれた状態のプランを提供しています。
ガラケーのプランは基本的に1種類で、無料通話分は無しの「従量課金制プラン」です。通話料は20円/30秒でY!mobileユーザーとの通話は無料になります。3年間の定期契約を行った場合と行わない場合では月額で1500円近く違うのでガラケーとタブレットの2台持ちには3年契約を行うかどうかがポイントになります。
その他にオプションサービスとして「誰とでも定額」と「スーパー誰とでも定額」の2種類が任意で選べます。通話が多い人なら「誰とでも定額」を追加した方がお得ですし、長電話が多い人なら「スーパー誰とでも定額」を追加した方が後々お得に使うことができます。プラン自体は非常にシンプルなので、3年間の定期契約をするかどうかとオプション追加の有無を考えるだけなので迷うことはないでしょう。