格安SIMを使ったらキャリアには戻れない
【格安SIMレビュー】石川県 20代女性 sammiさん
MVNO |
So-netモバイルサービス |
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格安SIM |
データSIM |
プラン |
0 SIM |
端末 |
iPhone 5 |
満足度 |
以前はソフトバンクのiPhone 4を使っていました
以前ソフトバンクのiPhone 4を使っており、2年契約で月々8000円ほど支払っていました。2年契約の途中でオーストラリアに住む事になり、2年使用できなかった事でさらに違約金も払わなくてはいけなくなりました。結果、単体を買うより高い金額になってしまいました。
海外に住むまではSIMアンロックの携帯を使った事がなかったのですが、オーストラリアのApple StoreでSIMアンロックのiPhone5が売っていたので本体のみを購入する事に。オーストラリアではプリペイドプランが充実しており、SIMカードのみを携帯会社かお店で購入し、好みの容量のプランを申し込み、月々カードから引き落としというスタイルになっており、気軽にSIMカードを申し込めます。私は一番安いプランを申し込んでいたので自分の電話番号も持て、電話受信も無料ででき、月々400円くらいで済んでいました。
日本のプリペイドSIMカードは種類が少ない
一年に一度、日本に帰ってくる際に困ったのが、日本のプリペイドSIMカードの種類の無さ。当時は今よりも数が少なかったので、最低3か月契約しないとSIMカードを購入できないというものがほとんどでした。いつも帰国の際は1か月ほどしか滞在しなかったので都合が合わず、SIMカードを申し込まずにWifiのみを使って過ごしていました。
現在は日本に長期いる予定なので、契約をしても良かったのですが、たまたま雑誌の付録で見つけたのでSo-netモバイルサービスの“0 SIM(ゼロシム)”というのを使っています。携帯の電話番号はついていないのですが、初期手数料が無料で、インターネット500MBまでの使用も月々無料で、500MB以上の使用から支払いがかかるというもの。
基本はWifiを使っているので、外出時のみ知り合いと待ち合わせ時のみインターネットを使うので月々500MBを超えることはあまりありません。ログインして使用容量が見えるので、なるべくチェックして使用容量が超えていないかも見ながら使用しています。
携帯番号を持てないとう欠点は無料アプリで解決
電話番号を使えないSIMプランで困るのが自分の携帯番号を持てないということ。でもこれは無料アプリで対処することができます。私が使っているアプリは”SMARTalk”というフュージョンコミュニケーションズのアプリで050から始まるIP電話の番号を取得できます。なので、知り合いや申し込んだ会社などに電話番号を知らせる場合にはこのIP電話の番号を伝えています。
そしてもう一つのアプリは”LINE”のCALL機能。通話価格も他と比べて安く、電話をかける時はLINEを使用してかけています。LINEの嬉しい機能は他にもあって、お店や会社の多くはLINE OUTに登録してあるので無料で掛けられることが多く、あまり電話代がかかる事はありません。その他のアプリでは、”SKYPE”のクレジットを追加して電話を掛けたりしています。
なので、電話の受信は”SMARTalk”、発信は”LINE”や”SKYPE”を使用してアプリを使い分けて電話をかけています。”LINE”や”SKYPE”はユーザー登録している同士の電話は無料なので、ここでもあまりお金がかかる事はありません。ただ、携帯電話の番号を持っていないとLINEでの年齢認証ができないのでID検索ができないのは少しイタいです。
他のデメリットは、携帯番号が使えないSIMでは電話受信もできなかったり、デバイス専用のメールアドレスが持てなかったり、携帯番号でのテキストが送れなかったりすること。これは少し不便ですが、GmailやYahooの無料メールアドレスを取得することで、Wifiでもメールのやり取りができ、メール受信も数分おきにできるので、対処できます。
一旦格安SIMに切り替えるとキャリアのプランには戻れない
格安SIMにして、不便なことも少しあるけれど、安さの面から考えてコストパフォーマンスが高いので、一旦格安SIMに切り替えると通常契約のキャリアプランには戻れないくらいメリットの方が大きいです。欲を言えば、電話番号が使えないSIMでも電話受信が無料でできたり、電話番号付きのSIMでも最低契約期間がなければもっと普及するのになぁというところです。