格安SIM選びで失敗しない6つのポイント
格安SIMは多種多様なプランやサービスが存在します。その為、「料金」、「サービス」、「通信速度」、「実店舗の有無」や「無料通話の有無」など人によって注目するポイントは様々です。ただし、注目する点が多くて迷ってしまうのも事実です。なのでこのページでは「格安SIMのココさえ押さえれば間違いない!」という6つのポイントについて紹介していきます。格安SIM乗り換えを検討している人は参考にしてみて下さい。
【目次】
ポイント1【LTE回線】
ドコモ、au、Yモバイルの3種類です
格安SIM選びで最初に決めなければならないのが、「どの回線を使うか?」です。格安SIM選びで最初に回線を決めるのが意外と重要なポイントになります。例えば、今使っているキャリアと同じ回線の格安SIMを選べば、今キャリアで使っている端末をそのまま使うことができます。
一部対応していない機種もありますが、今使っている端末をそのまま使えば無駄な出費も防げますし、愛着のある機種をそのまま格安SIMでも使いたいという人も多いと思います。キャリアの公式ホームページでも確認できますので格安SIMに乗り換えを検討している人は一度確認してみることをおすすめします。
格安SIMの回線はドコモ、au、Y!mobile(Yモバイル)の3種類です。ほとんどのMVNOで対応しているのはドコモ回線です。ドコモ回線以外を扱っているMVNOは、au回線はmineo、UQモバイル、Fiimo(フィーモ)の3社、Y!mobileに関してはY!mobileのみと少数です。ただし、mineoはドコモ、auどちらの回線にも対応しているので使う端末の状態に縛られることなく選ぶことができます。
ポイント2【初期手数料】
格安SIMを扱うMVNOと契約するには、基本的に初期手数料を支払う必要があります。ほとんどの格安SIMは手数料を3000円に設定されていますので「格安SIM契約時には3000円かかる」と覚えておいてもよいでしょう。ただし格安SIMの中にはSo-net(ソネットモバイルサービス) の「0 SIM」のように初期手数料が無料のプランもありますし、MVNOで行っているキャンペーン期間中は無用になるという格安SIMもありますので、こまめにチャックしてみてましょう!
ポイント3【最低利用期間/違約金】
格安SIMで契約する時に最も気にしたいのが、契約期間です。これは各MVNOで設定されている期間以内に解約やプラン変更を行うと違約金を取られるというものです。期間も1年以上設けているMVNOもあれば、最低利用期間や違約金がないというMVNOまで様々です。2年縛りが煩わしくて、格安SIMへの乗り換えを考えている人や「試しに格安SIMを使ってみたい」という人は特に気にしたいポイントです。
違約金の金額も0〜9800円と様々です。ちなみに最低利用期間がない格安SIMはmineo(マイネオ)です。
最低利用期間は、主に音声通話SIM(データSIMはない場合が多い)で契約した場合に発生す場合が多いですが、MVNOによってはデータSIMでも発生するので注意が必要です。
ポイント4【価格とデータ容量】
格安SIM乗り換えを考えている人の一番多い理由は「料金を安くしたい!」というものです。なので格安SIMを選ぶ際に価格を1番気にする人も多いと思います。価格については、DMMモバイルが全プラン最安値クラスですが、正直、どの格安SIMもそこまで価格に開きはありません。だいたい月額で50〜100円位です。
価格はもちろん大切ですが、それよりも自分にピッタリのデータ容量でプランを選ぶことが重要です。使いもしない容量のプランを申し込んで無駄を出していたのでは「料金を安くする」という本来の目的が本末転倒になってしまいます。選ぶ基準としては普通からインターネットをする人なら3GBを基準としてプランを決めるとよいでしょう。あまりしないなら1〜2GB、動画の視聴やゲームなどもするヘビーユーザーなら5GB以上〜という感じです。
各MVNOでのデータ容量に関して、料金設定は一定ではありません。3GBで値段が同じでも5GBでは安いとか高いとかMVNOで値段がまちまちになっています。なので、自分が必要なデータ容量をしっかりと把握した上で、格安SIMの価格を比較していく必要があります。キャリアの公式ページで現在使っているデータ容量の確認ができるので格安SIM乗り換え前に1度確認することをおすすめします。
MVNO |
1GB |
3GB |
5GB |
---|---|---|---|
480円/月 |
850円/月 |
1270円/月 |
|
ベーシックプラン |
900円/月 |
1450円/月 |
|
800円/月 |
900円/月 |
1580円/月 |
|
なし |
900円/月 |
1520円/月 |
|
なし |
980円/月 |
データ無制限プラン |
|
110MB/日コース |
1100円/月 |
1450円/月 |
ポイント5【データ繰り越し】
データ繰り越しは、契約したデータ容量が余ってしまった場合、余ったデータ容量を翌月に繰り越して使えるという大変お得なサービスです。例えば3GBのプランで契約して月に2GBしか使わなかった場合、余った1GBが翌月に持ち越されます。ですので翌月使えるデータ容量は契約した3GBに持ち越した1GBをプラスした4GBになります。
現在では多くのMVNOでデータ繰り越しのサービスを行っていますが、また対応していないMVNOもあります。これから格安SIMを選ぶ場合には、データ繰り越しが出来るのがメリットというより、対応していない=デメリットという視点で選ぶとよいでしょう。
ポイント6【バースト機能と追加チャージ】
ほとんどの格安SIMの場合、契約したデータ容量を使い切ってしまうと200kbpsという速度制限が課せられます。200kbpsという通信速度はメールなどをするのには問題ありませんが、インターネットの検索等には非常にストレスを感じる速度です。動画やゲームなどはもちろんできません。このような状態になった特に解決策は2種類です。それは「バースト機能」と「追加チャージ」です。
「バースト機能」は制限速度がかかった状態でも、アクセスを開始する最初の数秒間は高速通信になります。なので低速時でもストレスをあまり感じることなくネット検索などを行うことができます。また高速通信を普段OFFの状態にして「バースト機能」機能を上手く使えばデータ容量の節約もできます。
「追加チャージ」は、データ容量を新たに買い足すものです。大体100MB/300円から必要な分だけ購入できますので、低速制限の期間があと1週間といった様な時にストレスを感じること無くインターネットが楽しめます。「バースト機能」と「追加チャージ」はどちらも非常に便利な機能です。
これから乗り換えを検討している格安SIMが、これらのサービスに対応しているかどうかによって快適さが違いますので、特に普段からインターネットや動画を楽しむ人には格安SIM選びで重要なポイントになります。
格安SIMでチェックしたい6つのポイントのまとめ
格安SIM選びのポイントをまとめると以下の表のようになります。料金についてはポイント4や各MVNOを参照してください。表を見てもらえばわかりますが各MVNOでそんなに差はありません。
MVNO |
回線 |
初期手数料 |
最低利用期 違約金 |
データ繰り越し |
バースト機能 追加チャージ |
---|---|---|---|---|---|
DMMモバイル |
ドコモ |
3000円 |
13ヶ月 9000円 |
○ |
○ |
楽天モバイル |
ドコモ |
3000円 |
12ヶ月 9800円 |
○ |
追加チャージ のみ |
mineo |
ドコモ/au |
3000円 |
なし 0円 |
○ |
追加チャージ のみ |
IIJmio |
ドコモ |
3000円 |
12ヶ月 残月数×1000円 |
○ |
○ |
UQモバイル |
au |
3000円 |
12ヶ月 9500円 |
○ |
追加チャージ のみ |
結局どの格安SIMがいいの?
それでも「どの格安SIMがいいか迷ってしまう」という人に向けてプッシュしたいのが「DMMモバイル」と「mineo」です。この2つの格安SIMを押す理由は「価格」と「最低利用期間」です。
格安SIM乗り換えで「スマホの料金を安くしたい!」という人が大半を占めます。DMMモバイルは格安SIMの中でも全プランが最安値クラスです。さらにデータ繰り越し、バースト機能と追加チャージなどこのページの中で説明している全てのサービスに対応しています。
キャリアの2年縛りに煩わしさを感じて格安SIMへの乗り換えを考えている人も多いのではないでしょうか?そんな人にピッタリなのがmineoです。最低利用期間と違約金はほとんどの場合音声通話SIMと契約(一部のMVNOではデータSIMでも発生)した場合に発生します。
mineoなら「せっかく格安SIMに乗り換えるのにまた縛りがあるの?」という人も気軽に契約することができます。さらに、現在行われているキャンペーンでは音声通話SIMに申し込んだ場合、毎月800円の割引が6ヶ月間受けられるという破格の条件で申し込みができます。ドコモ、au回線どちらにも対応しているので、現在ドコモやauで使っている端末をそのまま使いたいという人にもおすすめです。